2023年5月の夜学舎
さて、2023年5月の夜学舎です。
この間入管法の反対のデモに行きました。
3回難民申請をしてダメだったら国に送り返すという制度が作られようとしています。
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/480724.html
カナダに住んでいたときに、空港から町に行く電車から見えるビルに「WELCOME REFUGEE」という旗が掲げられていました。ちょうどシリアから難民が逃れてきていた時期でした。カナダは受入国の一つでしたが、そうやって自分たちのスタンスを示していることに感動しました。
日本語教師になってから、ときどきウイグルやアフガンから逃げてきた人に教えることがありました。親兄弟と何年も顔を合わせてないとか、どこにいるかわからないという話を聞くにつけ、何も言えなくなってしまいました。
入管法というと、日本人には関係ない外国人の話だと思うかもしれません。しかし、私はカナダに住んでから、マジョリティにはマイノリティの声をどう受け止めて社会を変えていくかという責任のようなものがあるのではないかと思うようになりました。
多くの人に関心を寄せてほしい事柄です。抗議活動は東京は国会前、大阪は梅田やなんば、扇町公園などでやっています。
法制度についてはこちらのサイトがくわしいので、よかったら見てみてください。
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上記に関連してお知らせです。
こういうことを考えるようになったのは、社会学者のケイン樹里安さんの文章を読むようになってからでした。
ケインさんは多様性や外国人差別の問題についてnoteやさまざまなメディアで発信されていました。
マイノリティが声を上げることの大切さだけでなく、マジョリティがいかにマイノリティの声を受け止め、社会が変われるかというとても大切な問題を提起されていたと理解しています。
一周忌にあたり、友人で、ケインさんを心の師のように慕っていたバーヌさんが、zine『ケイン樹里安にふれる』を作られました。バーヌさんは日本育ちの移民2世でムスリムの女性です。現在、バーヌさんがオンライン販売と、扱ってくれる書店さんを募集中です。わたしも執筆させてもらいました。
ZINE「ケイン樹里安にふれる」
オンライン販売*第一弾* 5/13~5/31まで https://forms.gle/BaTesTbyn7G3tGKB8
詳細はフォーム、ならびにバーヌさんのツイッターよりご確認ください。
また、6月11日にはこのzineに関連したトークイベントが開催されます。
日 時: 6月11日(日)14時~16時
場 所: comm cafe (箕面市小野原西5-2-36)
参加費: 無料 別途ドリンク代として300円
こちらも合わせてご参加ください。
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〇告知
・「男性と家事」更新
お笑いコンビ・マシンガンズで、ゴミ清掃員としても働いている滝沢秀一さんにお話を伺いました。
家事は見えない人への思いやり マシンガンズ・滝沢秀一さんの場合
・文学フリマ東京出店 2023年5月21日(日)
出店名: 夜学舎
ブース配置: V-21 (第一展示場)
イベント詳細: https://bunfree.net/event/tokyo36/
新刊『B面の歌を聞け』3号「歩く、走る」も出します。
東京の人来てください!
・BOOK DAYとやま zine zine zine マルシェ 2023年5月28日(日)
富山で開催されている恒例の本イベントです。28日に開催されるzine zine zine マルシェに出店します。 富山県内外の各地から19 組のzine制作者さんが出店されます。
富山のみなさんよろしくお願いします~。
・古民家古本市 in レンタルスペース阿倍野長屋
大阪・阿倍野の古民家で2023年6月10日(土)、11日(日)の「古民家古本市 in レンタルスペース阿倍野長屋」が開催されます。一箱古本市プラス古本屋さんの出店があるそうです。
夜学舎は10日のみ出店です。出店者さんも募集中だそうです。
・ならまちのふうせんかずらという貸棚書店で棚を借りています。無人書店というユニークな試みです。奈良にお越しの際はぜひとも遊びに来てください。
・zineや自主制作本を売れるイベントの出店者募集、エッセイのご依頼、取材等がございましたらぜひともお声かけください。
★好評発売中★
本屋さんでの取り扱いもお待ちしております。
じゃあまた6月にお会いしましょう。