2025年1月1日
年が明けて1月1日となりました。
本当はあけましておめでとうございますと言いたいところですが、能登半島地震から1年です。
この日にお亡くなりになった人たちがいることを差し置いて、おめでとうと言うには申し訳ないような気がしてしまいます。お亡くなりになった人の冥福を祈るとともに、能登の復興を心より祈っています。
さて、2024年は4月から仕事が変わったのと、商業ライターを辞めたので、ほとんど表に出る仕事はありませんでした。1つだけ念願の文芸誌に原稿が載ったのはうれしかったです。
またイベント出店でお世話になった方、本を買ってくださった方にもお礼申し上げます。
2024年の活動については、こちらにまとめております。
https://kokeshiwabuki.hatenablog.com/entry/2025/01/01/124410
去年はフリーランスから会社員になって、自分が今まで身につけてきた考え方ややり方を脱ぎ捨てる、まさにアンラーンの1年でした。
今までは成果を出すことや効率重視でしたが、会社員になると、いろんなことを慮って動いたり、人にお願いしたり、頼ったりということが増えました。人の能力を最大限に発揮できる環境を整えるということがミッションになって、これまでの自分さえ成果を出せばいいという考えではやっていけないと、大きく考え方ややり方を変える年となりました。
それとともに書くことに対しても向き合い方が大きく変わった1年でした。
それまでは書くことで稼ぎたい、生活したいという気持ちが大きく、売れたいとか有名になりたいという気持ちが大きかったせいで人と比べたり、いじけたりということが多かったです。
ところがあるとき、知人から「世の中にいい文章が増えるのが大切」というコメントをいただいてから、自分のミッションは「いい文章を書く」ことだと気づきました。
そのおかげで、文壇や出版業界の動き、流行やお金、アテンションに関係なく、自分なりの視点、気づきを文章にして届けることを軸にしようと思えるようになりました。
また、時間の大切さが身に沁みた年でもありました。
12月に、以前取材させていただいた社会学者の打越正行さんが突然お亡くなりになったという知らせを受けて、ずいぶんと落ち込んでしまいました。
時間は有限なのに、これまでの自分は人のあれこれを見てはうらやましがったりイライラしたり、人が興味を持ったものを追いかけるばかりで、一体何をしていたんだろうと虚しくなっていました。
そのあとだいたい、自分の過去の行いを悔いたり自己嫌悪にふけるまでがセットなのですが、そんなことをしていても時間は戻ってこないし、後悔はするだけ無駄だと思ったので、どうせなら先のことを考えようと思うようになりました。
2025年は本当に自分を変えたい。とにかくウジウジしないようにしたいと思っています。
とにかく今年は、以前連載していた「男性と家事」を元に、家事についての本をまとめているので、こちらに注力したいと思っています。
それでは今後とも太田明日香ならびに夜学舎をよろしくお願いします。
・・・
お知らせ
京都の文学フリマに出ます。ブース番号こ―55です。ノンフィクションコーナーのエッセイ・随筆・体験記コーナーです。
遊びに来てください!
日時
2025/1/19(日) 11:00〜2025/1/19(日) 16:00
場所
京都市勧業館「みやこめっせ」 1F 第二展示場